犬の大辞典と犬種図鑑 𝑪𝒉𝒆𝒄𝒌

猫はなぜ体を伸ばすの?理由や猫の気持ちを解説

猫はその愛くるしい外見と可愛い仕草が大きな魅力ですよね。

「飼い主さんに体をこすりつける」「毛繕いをする」「体を丸める」「喉を鳴らす」「可愛い鳴き声」など、可愛いポイントをあげればキリがないほどです。

そんな可愛いポイントの中でも、特に「伸びている猫」の可愛さに魅了される飼い主さんは多いはずです。

しかし、よく考えてみると疑問に思いませんか?

猫はいったいなぜあれほど頻繁に伸びをするのでしょうか?

この記事では、そんな「猫が伸びをする理由」について解説していきたいと思います。

そもそもなぜ猫はあんなにも長く伸びるのか

猫を飼っている人の中には、「飼い猫が予想以上に長く伸びている光景」に驚いた経験がある人もいるのではないでしょうか?

猫は丸まっていることも多いため、余計に伸びをした時は長く感じますよね。

いったいなぜ驚くほどに長くなるのかというと、「猫の関節の可動域が非常に広いから」です。

さらに触れてわかる通り猫の皮膚は非常に柔らかいですよね。

また、猫は腸が短いので脊柱が内臓を支える必要がないというのも柔軟性が高い理由の1つとなっています。

そのため、より伸びやすい構造となっているわけです。

そのため、前足と後ろ足をピンと伸ばした状態は通常時の1.5倍以上になることもあるのです。

猫が伸びをする理由

それでは、ここからは猫が伸びを頻繁にする理由を具体的に挙げていきましょう。

①猫が持つ「体の柔らかさ」を保つため

スポーツなどでも、軽やかに相手選手をかわすことを「猫のようにしなやかに」と表現することがありますよね。

直線的な動きではなく曲線的な動きでかわすその仕草が猫にそっくりであるからそうした言葉が使われるのですが、そのしなやかさはまさに「体の柔らかさ」があればこそできるものだといえます。

猫はその柔らかい体の構造により、高い所から落ちても命を落とすどころか怪我をする可能性も低いです。

それほど柔らかい体を持っているわけです。

しかし、筋肉は長時間一定の状態でいると硬くなってしまいます。

人間も、寝起きには伸びをしますし、スポーツ前などにもストレッチをして筋肉を伸ばし動きやすい状態を作りますよね。

猫も同じように寝ている時(寝ていなくてもじっとしていた後など)に体の硬さをほぐしているのです。

②気分を変えたいと思っている

人間も気分を変えたいと思った時、「さあ」と声を出したり、頬を両手でパンパンと叩いたりしますよね。

猫も同じように気分を変えたいと思った時にきっかけとなる行動をするわけですが、それが「伸び」なのです。

実際に伸びをした後に動き出す猫は多いですよね。

楽しい遊びをしていたとしても、急に伸びをしたならば飽きてきているといえるかもしれません。

③飼い主さんの傍にいれてリラックスしている

猫は「自由気まま」というイメージがありますが、飼い主さんに甘えてくることも多いですよね。

犬などと同じように、飼い主さんの傍に居られることに幸福を感じています。

そして、そんな幸福な時間に伸びをすることも多くなります。

リラックスしている時は、うつ伏せの状態ではなく仰向けのまま伸びることも多いですよね。

その無防備な光景がまた最高に可愛く感じます。

飼い主さんが猫の伸びをよく見るというのは、それだけ飼い猫がリラックスできている証拠だといえるでしょう。

④眠い時

人間も眠さを感じると、「寝るための準備」を無意識に行いますよね。

入浴や歯磨き、水を飲むといった行動は意識的に行っていますが、あくびや伸びといった行動は無意識で起こります。

猫も同じように、寝るための準備として無意識に伸びることがあります。

十分に遊んだ後などに急に背伸びを繰り返す場合などは、眠くなっている証拠といえるかもしれません。

飼い猫の伸びの写真をたくさん集めよう

冒頭でも挙げた通り、猫が伸びをしている姿は最高に可愛い瞬間です。

一緒に過ごす毎日も確実に良い思い出となりますが、やはり思い出は形としても残しておきたいですよね。

そのため、動画や写真を撮って思い出とすることをおすすめします。

特に猫が伸びをしている瞬間をとらえた写真は、後で見返すと思わず笑みがこぼれるほど愛しく感じるはずです。

2~3枚ではなく、ちょっとしたアルバムが作れるほどたくさん伸びをしている写真を撮るのもGOODです。

1冊すべて伸びをしている写真なんて、想像しただけで可愛いですよね。

まとめ

今回は、「猫が伸びをする理由」について解説してきました。

普段何気なく見ている「猫の伸び」ですが、「体の柔らかさを保つため」「気分を変えたい」「リラックスしている」「眠い」といった様々な理由が隠されています。

ぜひこれからは伸びをしている感情も読み取ってみてはいかがでしょうか?

きっとより飼い猫が可愛く、そして愛しく感じるはずですよ。