
「猫っぽい性格だね」と言われたならば、「気まぐれ」だったり「他者に媚びない」といったイメージを持ちますよね。
犬に関する感動エピソードは数多く存在しますが、猫の感動エピソードは犬に比べて少ないイメージがあります。
しかし、実際には猫も飼い主への愛情をたくさん持っていて、時に感動させてくれることもあるのです。
そこでこの記事では、そんな「猫に関する感動エピソード」を紹介していきたいと思います。
猫に関する感動エピソード
それでは、早速猫の感動エピソードをいくつかご紹介しましょう。
①窓の外に向かって必死に助けを呼んでくれた愛猫
3年ほど前の話です。
私は1人暮らしをしていて、猫(アビシニアン)を飼っていました。
数日前から体調を崩し咳が止まらなかったのですが、ある日急激に肺が痛くなってベッドの上から動けなくなってしまったのです。
寝返りも打てないほど痛くて、少し離れたテーブルの上に置いてあるスマホも取りに行けないほどでした。(後になってわかりましたがマイコプラズマ肺炎でした)
「痛い、痛い」とうなされている私を見た愛猫は、心配そうに擦り寄ってきてくれました。
それだけでも嬉しかったのですが、しばらくすると窓の方に歩き出し、外に向かって鳴き始めたのです。
最初は、「窓の外に違う猫でもいて、その猫に向かって鳴いているのかな」と思っていたのですが、10分以上鳴き続けて、爪とぎするように必死に窓の外に出ようとしていました。
確証はないんですが、もしかしたらウチの猫は苦しむ私を見て外に助けを呼んでくれていたのかもしれません。(4年飼っていて一度も見たことがない行動だったので、多分そうなんじゃないかと思っています)
結局なんとか這いつくばりながらスマホを手に取り、両親に電話し助けてもらったのですが、愛猫の優しさで肺炎の苦しみも和らぎました。
②保護猫カフェで出会った猫
以前保護猫を飼っていて、3年ほど前に天国に旅立ったため、「そろそろまた猫を飼おうかな」と思い保護猫カフェに行った私。
私が行った保護猫カフェには、怪我の跡がある猫ちゃんや先天性疾患のある猫ちゃん、高齢の猫ちゃんなど10匹がいました。
とても人に慣れている猫たちばっかりで、可愛くて、全員連れて帰りたい気持ちになっていたのですが、そういうわけにもいかず運命を感じられる子がいないか何度かカフェを訪れて交流を図っていました。
しかし、9匹の猫たちは私に寄ってきてくれるのですが、1匹の猫(ロシアンブルー)だけは私に寄って来る気配がなかったんです。
最初は、「私のこと好きじゃないのかな」と思い、他の9匹と戯れていたのですが、ふと気が付いたのです。
「あの子、遠くからずっと私の方を見ている」と。
「もしかして、近づいてこないのではなく、近づきたくても近づけないのでは?」と思った私は、店員さんに相談し別スペースでそのロシアンブルーと2人きりにさせてもらったのです。
すると、最初は警戒していたものの徐々に距離は縮まり、頭を私に押し付けてきたのです。
エメラルドグリーンの大きな目で見つめられた私は、一瞬で恋に落ちたのです(笑)。
過去に交通事故に遭い片方の後ろ足を引きずるようにしていますが、そんな障害が気にならないほど、運命的ななにかを感じたのです。
この子ももしかしたら運命的ななにかを感じて私を遠くから見つめていたのかなと思ったら、愛しくて仕方ありません。
今は毎日ラブラブな生活を送っています。

③起床後のルーティーン
僕は3年前からスコティッシュ・フォールドを飼っている会社員です。
そして、半年前までは犬(ミニチュア・シュナウザー)も飼っていました。
つまり、2年半ほどは犬と猫両方を飼っていたわけですが、めちゃくちゃ仲が良くて、「同じ種類の動物?」と思えるほど同じような空気感で暮らしていました。
ウチの猫は早起きで、朝起きると犬が寝ている所(部屋の反対側)に行きまるで起こすように近づきます。
その後戻ってきて餌を食べ水を飲むというのがルーティーンとなっていました。
半年前、シュナウザーは癌で天国に旅立ちました。
1~2週間はウチの猫も「なんでいないんだろう?」と不思議がっていましたが、しばらくすると察したのか、犬という相棒がいない生活にも少しずつ慣れていきました。
しかし、朝のルーティーンだけは半年経った今も変わっていないんです。
朝起きると、犬がいた場所(今は犬が使っていたクッションだけ置いてある)に歩いていき、そのクッションの匂いを嗅いだり爪でかいたりしながら自分のエサ場に歩いていくのです。
毎日見ている光景ですが、僕も毎回その光景を見ながら胸が苦しくなります。
まとめ

今回は、「猫に関する感動エピソード 」をいくつかご紹介しました。
3つのエピソードすべて胸が熱くなりますよね。
猫を飼っている皆さんもこうしたエピソードがあるのではないでしょうか?
猫って、本当に最高ですよね。
「飼いたい」と思っている人は、ぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか?